住宅診断の費用相場について

住宅診断の費用はいくらくらいなのか?

住宅診断自体は家を立てた工務店やリフォーム会社などでも無料で行ったりしていますよね。

しかし住宅診断は工事業者に頼まず、工事の利害と関係ない第三者機関に頼むところに意味があるのです。この場合どうしても人が動くので、費用がかかってしまいます。

住宅診断の費用

住宅診断には大きく分けて三つの種類があります。

三つの種類によって、当然値段が違います。それぞれ解説してゆきます。

一次診断の場合

基本的な目視による劣化・不具合調査の一次診断では、原因調査などは含みません。よって調査員の人件費、手間賃、報告書作成費などがコストになります。

相場では1件あたり、5万円〜7万円が妥当になります。

ただし、床下診断や屋根裏診断が入ってくると、基本的には【汚い・きつい・危険】3Kの作業が伴いますので、料金が上がります。目安としては床下診断んでプラス3万円、屋根裏診断でプラス2万円前後が妥当な金額です。

二次診断の場合

1次診断を受けて、部分的な原因調査や定量調査などを行う場合の診断です。よって人件費や手間賃に加え、調査費、原因特定費、報告書作成費、修理金額特定費などのコストがかかります。

住宅相場では7万円〜15万円(建物の規模によって変動するので、床面積1㎡に対して700円ほどです。)

弊社で実績のある「火災保険適用のための建物診断」はこの原因調査診断にあたります。

三次診断の場合

3次診断は大規模リフォームや増改築、リノベーションなどを行う際に性能向上や耐震改修などを目的とするための建物診断です。マンションの大規模修繕の建物診断もこちらにあたります。
一般的には耐震診断も含まれます。

その場合のコストは、人件費、技術費、報告書作成、大工(現地作業)などのコストがかかります。

住宅相場では一戸あたり12万円〜23万円ほどです。図面がない場合などに図面を作成する費用などはオプションです。

マンションなどの建物診断は規模によりますが、30万円〜50万円です。

住宅診断を工事会社に任せて良いか?

住宅診断は第三者の視点が重要であると冒頭に書きました。なぜ第三者の視点がなければならないのでしょうか?

住宅診断の目的とは依頼者に住宅の現状を正しく知ってもらい、ひいては住宅売買の時に契約の一つの判断材料にしてもらうことがあります。

事実に反した報告を行わない中立性が重要なポイントになります。

例えば、知り合いの不動産業者や利害関係者から「この不具合はなかったことにしてくれ」と頼まれても応じるわけには行きません。

それから、既存工事業者(すでに施工をお願いした工事業者)には住宅診断は無理でしょう。なぜなら自分たちの工事の瑕疵を素直に認めない場合があるからです。

またこれから注文を予定している工事業者も難しいところがあります。なぜなら自分たちの工事受注を優先に点検や報告をするだろうからです。

よって住宅診断は専門のインスペクターに依頼しましょう。

住宅診断が無料?

弊社では二次診断相当である、火災保険の建物診断を無料で行なっています。なぜ無料なのか?

それは火災保険の臨時費用保険金の中に建物診断費用が含まれるからです。

ご興味のある方はこちらの記事を参照してください。

臨時費用保険金とは?知って得する火災保険金の種類

 

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